お見合いのマナーで女性が気をつけたい事を3つの段階別に説明します
2017/10/04
女性がお見合いにのぞむ場合、どういった事を意識すればいいのでしょうか?
お見合いは、もしその相手と結婚することになったならば「2人の大切な記念」になる日です。
ついつい慎重になりすぎて、会話が思うように弾まなかったり、逆にアピールしたくて、無作法な振る舞いもNG!
最低限のマナーを頭に入れつつ、無作法にならない、かつ、慎重になり過ぎないようにお見合いを進めたいですね。
この記事では、お見合いに詳しい僕(ケロスケ)が、アシスタントのアシ子さんと一緒に、お見合いのマナーに関するポイントを
-
お見合いの準備
-
お見合い当日
-
お見合いが終わった後
の3つの段階で紹介していきます。
事前に最低限のマナーをココで確認しておくと良いでしょう。
マナーと言うと堅苦しく聞こえますが、お見合いと言っても基本的に「人と人とのお付き合い」です。
大部分は一般的な常識があればそれで十分ですし、もし不足している知識があればココで補っておいてください。
目次
1. お見合いの準備
あらためて言いますが、お見合いとは、結婚を前提とした男女が出会う場です。
その勝負は会う前から始まっていると言っても過言ではありません。
お見合いにのぞむ際には事前に、キチンとした服装の準備や、当日、会話に困らないよう話すべき内容についてもまとめをしておきましょう。
1. 服装
あまり華美でなく、かと言って、あまりに地味過ぎなモノはNG!
またTVドラマのように必ずしも着物にする必要はありませんが、
- パステルカラーのワンピース
- シックなスーツ
など女性らしくシンプルで、お見合いの場に相応しい格好のものを選びましょう。
※次の記事が参考になると思いましたので、こちらからご覧ください。
2. 会話
お見合いは、もしかしたら一生の伴侶が決まるかもしれない大切な日。
かしこまりすぎてネコを被り過ぎるのもよくありませんが、ありのままの自分をさらけ出しすぎるというのも少々問題です。
お見合い前日は、以下のようなポイントを参考に当日話す内容をまとめシュミレーションしておくと良いでしょう。
また、平均的なお見合い時間は1~2時間と決して短くないため話すことを事前に考えていないと話題が尽きてしまい沈黙の中お見合い終了と言う恐れもあります。
しかし、お見合い中は何でもかんでも話して良いわけではなく、気をつけなければいけないポイントが複数あります。
そのポイントをタブーな会話、好ましい会話の双方に分けてみましたのでご参考ください。
1: 横柄な態度・タメ口
「私、気さくな人柄だから」。こう言った理由で初対面の相手に対し、横柄な態度、タメ口はNGです。
中には、そんなあなたにシビれて参ってしまう男性もいないことも無いとも限りませんが、お見合いの席でそういった相手と巡り合う機会は極々稀です。
また、相手や紹介者のみならず、会場にいる店員さんに対してもこういった態度を取ないよう気をつけましょう。
2: 昔の恋愛話
男性の中には、過去に恋愛経験が無い男性が少なからずいます。
こういった男性が過去の恋愛について聞かれると、回答にも困るし場合によっては侮辱とも取られかねません。
また、恋愛経験がある男性の場合でも、辛い別れを経験していたり、あまり良い思い出を持っていない方も仲にはいるでしょう。
お見合いは「一生の伴侶が決まるかもしれない大切な場面」。
相手の過去の恋愛が気にかかる気持ちは大いにわかりますが、そこはをグッとこらえて「過去ではなく未来」に向かった会話をするよう心がけましょう。
3: 悪口・グチ
他人の悪口や不幸は蜜の味と言います。特に自分の今の境遇が恵まれたものでないと、ついつい会社のグチや仲の悪い友人の悪口が出てしまったりします。
しかしながら、基本的に人の悪口を聞かされて良い気分になる人はいません。
話題が乏しくなってくると、気づかない内についつい人の悪口で会話をつないでいることがあります。
「悪口は言わない」このことを意識しているだけで、悪口は出なくなりますし、また出たとしても早い段階で会話を修正していくことができます。
4: 結婚への消極的な態度
「わたし、まだ結婚とかは先で良いと思っているんです」。
例え、それが男性の心理負担を減らすための言葉であったとしても、また、あなたが本当はお見合いに乗り気でなかったとしても、「結婚を焦っていないこと」それをお見合い中にワザワザ言う必要はありません。
そんなことを言われたら僕なら「えっ!あんた、何しに来たの?」と思ってしまい一気に興味を失ってしまいます。
自分の結婚観を相手に伝えることは大切ですが、それでも当日は「結婚への消極的な態度」を出さないように心がけましょう。
5: 尋問のような質問
「この人はどんな人なのか?もっと知りたい。」
一生の伴侶が決まるかもしれないお見合いの席で相手の事をより深く知ろうと質問することは悪いことではありません。
ですが、その場合には質問の仕方に注意しましょう。
次々と矢継ぎ早に質問して相手が答えに窮するような、まるで尋問のような質問は控えましょう。空気が重くなってしまいます。
質問は相手の様子を見ながら、呼吸をあわせリズムを意識しながらすると良いです。
1: 褒め言葉
男性にとって女性の心からの賛辞と言うものは非常に嬉しいものです。
特に、環境に恵まれず日常から褒められることが少ない男性にとってはことさら嬉しいものです。
しかし、この心からと言うのがポイントで、同じ賛辞でも、心が伴っていない上辺だけだと男性もそのことに気づき、あなたへの関心を一気に失ってしまうことでしょう。
褒めるなら、心のそこから褒める。普段から相手の良いところを探して褒める練習をしておきましょう。
2: 会話を否定しない
男性は女性に対し、少なからずプライドを通したいモノです。
ましてや、それが自分よりも年下の若い女性ならことさらにその傾向は強くなります。
また、人は自分の主張を聞いてくれる人を好む傾向にあります。
自分の主張を通すために相手の言うことを否定することは時に大切ですが、ワザワザ言うことでない、また、他の良い言い回しがあるのであれば、できるだけストレートに否定することは避けます。
相手の意見や立場を尊重し、お互いの会話を否定しないことを心がけましょう。
3: 礼儀正しい
タブーで説明したことの真反対ですね。
ネコをかぶれ!とまでは言いませんが、礼儀正しいことは上品さや育ちのよさを感じさせ、相手に好印象を与えることが出来ます。
日ごろから、自分の所作の一つ一つ、言葉の端々に注目し、「私のこういうところ良くないなぁ」と思ったら直すようにしておきましょう。
4: 将来の夢・展望
人は、暗い過去に目を向けるよりも、まだ見ぬ明るい未来の姿を思い浮かべ楽しい気持ちになるものです。
お互いの過去の経歴を見せ合うことも大事ですが、それが一通り終わったならば、今度は2人のための明るい未来の話をするようにしましょう。
夢を持って語らえばそれだけで楽しいし、話題も豊富になります。
未来への話は、きっと2人の時間を有意義にしてくれますよ。
5: 時事問題・流行毎
時事問題・流行毎などの会話を糸口にすれば、そこから色々な話題に発展しやすく、また相手の男性がどういった事に興味を持ち、どういう考えの持ち主なのかをうかがい知ることが出来ます。
ただし、この話題にだけ夢中になるのは気をつけたいところ。
お見合い中終始会話ばかりで終わってみたら話題に上がったのはTVの会話ばかりで肝心なことは何も聞けなかったとならないよう、会話の中でアクセント程度の割合に留めるのが良いです。
2. お見合い当日
お見合い会場は、通常ホテルのロビーや、あまり広くない喫茶店などで行われます。
当たり前の事ですが時間厳守!
男性側は「早く到着しているのがマナー」とされているため、待ち合わせ時間よりも早く来ている可能性があります。
ですので、あなたも相手を待たせ過ぎないよう早目の時間につくよう心がけましょう。
男性と女性のお互いを紹介すると、たいがいの場合紹介者はそこでいなくなります。
そこからは2人だけの時間となるわけですが、お互いに気取らず、かと言って、かしこまり過ぎて「会話が弾まない(。✖д✖。)」なんていうことがないよう、自然体でいるのが1番いいですね。
これからの長い長い結婚生活、最初から背伸びをしても疲れてしまいますし、やがてメッキは剥がれてしまいます。
自然にふるまい、話が合うようであれば、この先も上手くいくものです。
特に、喫茶店などでお見合いする場合は、かかってもコーヒー代ぐらいですから気前よく払ってほしいところです。
3. お見合いした後
お見合いしてみたものの、、、
- 会話が盛り上がらなかった
- 生理的に合わない気がする
- なにか違うと感じる
- やっぱりお相手が自分の好みじゃない
- もう一度会いたいと思えない
そんなこともありますよね。
「お見合いしても良いかな(*'∀'人)」そう思い、一度お会いしてみたけれども、、、
お互いに気が合って交際する意思がある場合は、もちろんそのまま交際をはじめれば良いワケなのですが、一度会ってしまってから、やっぱりゴメンナサイ(╥ω╥`)」と断るのは、なかなか辛いモノがあります。
交際を断る場合は、次のことを守るようにしましょう。
1. 断る場合のマナー
断る場合には次の事に注意してください。
お見合いを断る際には
「折角ご紹介頂きましたが、私とはフィーリングが合わないため、今回はお断りさせて頂きます」
「たいへんご立派な方で申し分ないと存じますが、こちらとは趣味が全然反対でいらっしやるようで、ただその点だけが心配なのですが、今回は申し訳ありません」
「すてきな方だとは思うのですが、交際していける自信が持てません」
など、相手の気持ちに配慮し、相手側を立てた、へりくだった表現をするのがマナーです。
また、その際
- 相手のダメなところ
- 嫌なところ
は言葉に出さないよう気をつけます。
告げるタイミングですが、その場でお断りすることはせず、お見合いの最中はたとえ自分の中で断る気持ちが固まっていても顔に出さずに過ごしましょう。
また、断る際は、相手に直接ではなく仲人や世話人を通してお断りしするようにします。
お見合いの結果を報告する日にちですが、これは早い方が良く1週間以内には返事を出すようにしましょう。
2. メールで断る場合
基本は、本人もしくは仲介者を通し、電話か直接会って伝えるのがマナーです。
しかし、現代では相手の方とお会いした段階で、メール交換などが始まるのはごく普通のことです。
電話や直接会ってお断りするのは、精神的にかなりつらいですよね・・・。
お見合い後に、何度かメールのやり取りをして、ある程度親しくなってからであれば、メールでお断りしても失礼に当たらない場合もあります。
電話や直接会ってお断りするのにも抵抗があるし、かといって、メールで済ませてしまうのはあまりにも簡単すぎると思う場合には、手紙でお断りの旨を伝えるという方法もあります。
いずれの場合であっても、文面は上記に載せたことを注意して書くことが必要です。
3. 決めかねている場合
「一生のことですので、もう少しお時間をいただかせてください。改めてご返事申し上げたいと存じます」
「何度かお会いした上で気持ちを決めさせていただきたく思います」
などと伝え、少しだけ時間の猶予をもらうと良いでしょう。
しかし、その間相手方は待つことになりますので、返事は早めに、出来れば一週間以内には出すようにしましょう。
4. 交際する意思がある場合
ご縁があり、交際を決めた後は、次のような文面で仲介者にお礼を述べます。
「この度は、良い相手を紹介して頂きありがとうございます。お付き合いを進めさせて頂きたいのでよろしくお願いします。」
「先方さえよろしければ、よいご縁談だと思います。よろしくお願いします。」
「先日はありがとうございます。お話お受けいたします。」
などと仲介者を通してお相手方にその旨を伝え、その後、交際をスタートさせます。
おまけ。お見合い結婚の割合ってどれくらい?
ですが実際、お見合いから結婚に至る割合ってどれくらいなのでしょうか?
最近の婚姻件数(2015年調べ)は約63万5000組ほどで、
その中でお見合い結婚の比率は
-
恋愛結婚: 約87%
-
お見合い結婚: 約6%
-
不明・無回答: 約7%
となっています。
17組のうち1組はお見合い結婚で、現在においても意外と多い印象ですね。
ちなみに1960年代に入るまではお見合い結婚が恋愛結婚を上回っていました。
まとめ
・お見合いの準備では服装、当日話すことをしっかりまとめ準備する
・お見合い当日は早めに会場に来ることを心がける
・お見合い後の返事は「良い場合」も、「そうでない場合」も1週間以内に返事を出す
・お見合い結婚の割合は約6%と現代においても意外に多い
現代では、恋愛結婚にくらべてお見合い結婚は少数派ですが、どちらで結ばれるにせよ、結婚は長い人生を共に生きるパートナーを選ぶ一大イベントです。
一度しかない大切な人生を共に歩んでくれるパートナーですので、十分に考えた上で、自分の納得いく結論を出すようにしましょう。
良い結婚を経て、素晴らしい人生を歩まれることを切に願いながら閉じさせていただきたいと思います。