ボブディランの名曲 風に吹かれて の和訳!曲のメッセージに感激しました!
2016/12/11
こんにちは。今回のこの記事は、このブログの共同パートナーであるクレアさんからのレポートをお届けします。
クレアさんは【芸能】【音楽】に関しての記事を数多く手がけており、その道に精通しています。
先日メールをいただき、ボブディランについてのレポートを協力していただけると言ってくださいました。
クレアさん、本当にありがとうございます。
それでは、クレアさんにバトンタッチします。
毎年、村上春樹さんの受賞をめぐって、マスコミも書店も大忙しになる、ノーベル文学賞!
さて2016年のノーベル文学賞も受賞はなりませんでしたが、ある意味もっと衝撃的な受賞者となりましたね!
まさかのノーベル賞受賞歌手となった、ボブディランさん。
私もボブディランさんの曲が好きで、よく聴いていました。
「ミスター・タンブリンマン」や、「ライク・ア・ローリングストーン」、これからご説明する「風に吹かれて」などなど、さすが名曲が多いのです。
その中でも今回は「風に吹かれて」にスポットを当てて解説していきたいと思います。
代表曲。「風に吹かれて」の歌詞の意味は?
ボブディランの「風に吹かれて」の意味を知っていましたか?
ボブディランさんの受賞には賛成する声もあれば、根強い反対もあるようで、なかなか一枚岩では行かないようですね。
たしかに、ふつうの作家や詩人で、有力視されていたような人からすれば、納得しがたいものもあるでしょう。
一般人からしてみても、音楽の世界からノーベル文学賞というのは、予想外とも言えますしね。
日本人としては、村上春樹さんが逃したことで複雑な向きもある一方、ボブディランさんのファンの方であれば、歓迎となるのでしょうか。
さて、スウェーデンアカデミーから大変な評価を受けた、ボブディランさんですが、実は数年前から候補として取りざたされていたようです。
いくら人気ミュージシャンとはいえ、破格の扱いと言えますが、彼の代表作と言える「風に吹かれて」の意味とは、いったい、どんなものなんでしょう。
まずは、「風に吹かれて」についてみていきましょう。
この曲は、ボブディランさんのアルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』からシングルカットされたという作品です。
一般的な楽曲としてももちろんのこと、50年前、アメリカが公民権運動に揺れていたころには、シンボル的な存在として有名でした。
これまでに、おおくのミュージシャンたちにカバーされ続けています。
「風に吹かれて」の意味に関しては、その難解さに、ファンのあいだでも解釈をめぐって意見が二分されていると言います。
もともとボブディランさんの楽曲は難解なことで知られていますが、「風に吹かれて」については、ひときわ解釈しづらいと言われていますよね。
歌詞を見てみると、あることに気がつきます。
それは、戦争に関する極めてメッセージ性の強い問いかけが続くこと。
そして、意味がつかみにくいような問いかけが続くということです。
「風に吹かれて」というタイトルは、最後の繰り返しである「答えは風に吹かれている」から来ています。
「答えは風に吹かれている」は、一連の歌の中での問いかけへの答えが、ということでしょう。
このように見ていきましても、「風に吹かれて」の難しさを改めて認識させられますね。
このことについて、作者であるボブディランさんは、どのように考えているのでしょう。
「答えはどこを見ても分からない、風の中にある」、「風に吹かれている」
ということだそうです。
う~ん、難解ですね……。
ただ、ボブディランさんは、「目を背けること」がよくないと答えています。
ですから、「自分で考えろ」とか「答えは誰でも分かろうとすれば分かるものだ」ということになるのでしょうか。
私には、このメッセージが心の琴線に触れ、たいへん感激しました。
まとめ
小説や詩だけが文学ではないという新しい判断を示した、ノーベル文学賞。
賛否はあるようですが、たしかに、ボブディランさんは歌詞の深さといい社会性といい、一般的なミュージシャンとは違いますよね。
これを機会に、お持ちでない方は、「風に吹かれて」をぜひ買ってみてはいかがでしょうか。
引き続き、次のレポートもよろしくお願いします!