耳鳴りのキーンがずっと続く!その症状を緩和させる5つの方法
2017/07/28
こんにちは、難聴歴20年のケロスケです。
僕が難聴になった時、同時に耳に「キーン」という金属音のような甲高い音の耳鳴りが聞こえるようになりました。
病院に行って診断も受けましたが、4000HZ周辺の高い音が聞き取りづらいと診断され、そのときはメチコバール、ステロイドなどの薬を処方され、約1か月間飲み続けました。
ですが、難聴も耳鳴りも改善することはありませんでした。
医師からは、「難聴や耳鳴りは完治させることが難しい。慣れていくしかない」と言われ一時は絶望に見舞われました。
耳がキーンと鳴る音、体験者の方にしか分からないと思いますが、とても不快で、
(この音と一生付き合っていかなければならないのか…)と思うと気が狂いそうになります。
特に、静かな場所や、疲れが溜まっている時など、耳鳴りの音が普段以上に大きく聞こえ、耳鳴りに恐怖を覚えることすらあります。
難聴に伴い、キーンと耳が鳴るようになって20年。
それでも最近では、少しだけ耳鳴りを前向きに捉えられるようになり、完治することがないのであれば、せめて、この耳鳴りを少しでも緩和させようと思い、20年かけて耳鳴りについて自分なりに色々調べていくうちに、耳鳴りを緩和させる方法を編み出しました。
今回は、不快なキーンという耳鳴り音を少しでも緩和させるための5つの方法を紹介したいと思います。
なお、この5つの方法について残念ながら医学的な裏付けは見つけられませんでした。
ですが、僕が実際にやってみて効果があったのは本当です。
全ての方に効果があるとは申し上げられませんが、よかったらぜひ試してみてください。
目次
耳鳴りの「キーン」という音を抑える5つの方法
1.何かに集中する
僕は、静かな場所にいると耳の奥でキーンと音がします。
また、耳鳴りを意識してしまうことで余計にその音を大きく感じてしまいます。
これとは逆に、騒がしい場所や何かに集中している時というのは、さほど耳鳴りが気になりません。
何かに集中すると言うとかなり難しく感じますし、自分の意思で「何かに集中するぞ!」と思っても中々できるものではありません(僕はそうです)。
そこで提案ですが、例えば自分の好きなことをやってみると言うのはどうでしょう?
僕はゲームが好きで、ゲームを始めると時間が経つのを忘れ、延々とゲームに熱中してしまいます。
この性質を利用して、「今日は耳鳴りが酷いな」と思った時は、あえてゲームをやるようにしています。
ゲームをやり始めると、最初は気になって仕方がなかった耳鳴りが、だんだん夢中になってくるとあまり気にならなくなり、最終的には耳鳴りを意識しなくなっています。
僕の場合はゲームですが、何か自分の好きなモノ、時間を忘れて夢中になれるモノがあれば、それを試してみることをおすすめします。
自分が好きなこと、楽しいことをやっているうちに、そちらに神経が集中するので耳鳴りが気にならなくなりますよ。
2.水のある場所に行く
僕は四六時中、耳鳴りのキーンとかん高く鳴る音に悩まされていますが、この耳鳴り音がほとんど気にならなくなる場所があります。
それは、お風呂やプール、そして、海に入っているときなど、水に浸かることができる場所です。
そのメカニズムは、よく分かっていないのですが、おそらく耳鳴りの音の波長が水から出ている波長で相殺されるのと、水に触れることで高ぶった神経がリラックスし副交感神経が働いて耳への血流が増えることで、耳鳴りの「キーン」という音が緩和されるのではないのか?と僕は思います。
実際、僕の周りで耳鳴りに悩まされている人達に、「水に浸かっているとき耳鳴りが気になるか?」と訊ねたところ、「まったく気にならない」か、「ほとんど気にならない」という人が大多数でした。
耳が鳴る音がひどくなった時は、入浴するなど水に浸かることをおすすめします。
また定期的に、プールで泳いだり、温泉などに行ってストレスも発散できれば、慢性的な耳鳴りの改善も期待できますよ。
上の2つの方法は、耳鳴りがひどい時に試すことで瞬間的に効果が出ます。
次の章から説明する方法では、効果こそ瞬間的に出ませんが、長く続けることで徐々に耳鳴りの音を緩和させる方法についてご紹介していきます。
3.軽い運動をする
僕は、猫背で姿勢があまり良くありません。
姿勢が良くないと背中の筋肉がコリ固まり、その固まった筋肉が耳の周囲の筋肉まで引っ張って緊張させ、耳が鳴る音を発生させる引き金の一つになります。
また、ストレスが溜まってくると、身体のあっちこっちの筋肉が緊張し、耳鳴りがひどくなります。
これを解消するためには、ウォーキングやストレッチなどの「軽い運動」をして、筋肉を緩ませたり、ストレスを発散させることが必要になります。
僕も定期的にそれらをやっていますが、仕事が忙しく運動が出来なかった月に比べると耳鳴りがはるかに気になりません。
ぜひ日常でそういう軽い運動をされることをおすすめします。
ここで一つ注意ですが、長距離のランニングや、ウェイトトレーニングなど、キツイ!、歯を食いしばるような「重い運動」は耳鳴りの緩和には逆効果!。
筋肉をさらに緊張させ、耳鳴りをひどくしてしまう可能性がありますので注意が必要です。
ただし、上の章でも書きましたが、「重い運動」が好きで、それを夢中になってやれるのであればそれはそれで良いです。
4.たくさん水を飲む
これは僕が、難聴や耳鳴りについて調べているときに数ある本から得た知識で、それを実践して最も効果に実感があった方法です。
内耳にリンパ液が溜まることが原因でメニエール病や難調などを発症し、聴力の低下や耳鳴り、耳の閉塞感、音割れ、めまいなどの症状を引き起こすことが知られています。
そのため溜まったリンパ液を排出するために、病院の治療では多くのケースで利尿剤が処方されています。
利尿剤と言うのは、「尿を出すことを促す作用を持つ薬」です。
大量に水を飲むことによって、利尿剤を飲むのと同じ効果が得られ、結果、難聴や耳鳴りの症状緩和につながるのではないかと思います。
ただし、この方法では水の飲みすぎで水中毒になる危険性もありますので注意が必要です。
やり方としては、水を毎日1Lずつ飲むところから始め、そして1日に飲む水の量を1.5L、2Lと徐々に増やしていきます。
安全のため飲む水の量は一気に増やさず、徐々に様子を見ながら増やすようにしてください。
僕の場合、大量に水を飲むことでリンパ液が改善したことはもちろん、それまで常習的に飲んでいた、コーヒーや、お茶、などの交換神経を刺激し難聴や耳鳴りをひどくさせる原因となるカフェインも摂取しなくなったので、それまでの生活に比べて圧倒的に耳鳴りのキーンという音が緩和されました。
「水を飲む量を増やすだけ!」。お金もかからず手軽で簡単なこの方法で不快なキーンという耳鳴り音が緩和されるのでおすすめです。
ただし!少しでも調子が変だと思われたら、耳鼻科などの診察をきちんと受けてください。
5.耳鳴りのことを知る
僕が耳鳴りになった当初、四六時中耳の奥でキーンという音が鳴り響いていおり、調子が悪いときなどは気も狂わんばかりに苦しみました。
さらに、「治る見込みがない」と医師から言われたことが精神的に追い討ちをかけ、絶望し、そのストレスから耳鳴りへの不安が増大しました。
不安が増大すると、ますます耳鳴りの事が気になり、それが原因でキーンと鳴る音がもっともっと大きく聞こえる!
そんな悪循環に陥るようになっていきました。
「このままではストレスで死んでしまう!」そう思った僕は、耳鳴りの症状と向き合うため、ある行動に出ます。
僕がとった行動。それは、耳鳴りについて「徹底的に調べる」ということでした。
人間は、よく知らないことについて過大評価しがちです。
よく知らないがために、実際は大したことでないのに「恐怖や不安」を増大させてしまい、結果、それに囚われすぎてしまうことがあります。
「無知が恐怖や不安を増大させる」のです。
では、無知が恐怖や不安を増大させるのであれば、その逆は何でしょう?
そうですね。
恐怖や不安を減らしたいのであれば、その問題についてよく知ることが大切です。
恐怖や不安に目を向けることで、実際の問題の大きさを評価することが出来ますし、場合によっては解決策を見つけることができます。
僕は積極的に耳鳴りについて調べることにより、徐々に不安を小さくしていきました。
その結果、自分の症状についてよく知ることが出来、ストレスを軽減し、症状を緩和させることが出来たのです。
あなたが、キーンという耳鳴りに四六時中悩まされているのならば、それに目を向け、徹底的に調べることをおすすめします。
まとめ
耳鳴りの「キーン」という音を緩和させるために、
- 何かに集中する
- 水のある場所に行く
- 軽い運動をする
- たくさん水を飲む
- 耳鳴りのことを知る
の5つの方法をご紹介させていただきました。
これらのことを、実際に自分で実践してみて効果のある方法を探すことが大切です。
初めて耳鳴りがしてから20年経ち、やはり医師から言われた通り完治することはありませんでした。
ですが、僕はこれらの方法を実践することで、耳鳴りになった当初よりも、今の方がかなり前向きに過ごすことができています。
耳鳴りがひどくて悩んでおられる方。大丈夫です!
工夫次第で、耳鳴りの「キーン」という音は、緩和できるし、気にならなくすることも出来ます。
希望を持って、前向きに過ごしていきましょう!