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最近良く見られる熊!食べ物は何?冬眠しないことがあるって本当?

2017/07/24

こんにちは。熊が出る郷に住む田舎物書きのきーたんです♪

日本全国で熊による被害のニュースが増えましたね。

動物園のオリの中にいる姿がおなじみという人にとっては山から姿を見せる野生の熊は未知の姿であるほうが多いと思います。

今回はどうして熊が人里に姿を見せるのか、普段は何を食べて生活しているのか。

そして冬にまで現れることについてを書いていきたいと思います。

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私たちに身近な熊とは

 

日本に生息している熊といえば、ツキノワグマヒグマです。

ヒグマは、名前のとおりに背中の毛が赤く、北海道に生息しています。

静かに生活している様子がテレビ番組で放映されることも多いですね。

 

しかし近年ではその生活の様子も変わっているようです。

 

北海道のニュース番組の映像からも窺えますね。

 

ヒグマの体長は大人のオスが2.5~3メートル、体重250~500kg。

メスは体長1.8~2.5メートル、体重は100~300kg程です。

オスより小さいといっても、かなり大型の生き物だと分かりますね。

私達が主に『熊』というと、ツキノワグマでしょう。

 

黒い毛皮に、首に白い三日月模様が入っているのが月の輪の由来です。

 

ヒグマよりは小型で、大人になると体長1.2~1.8メートル、体重はオスが50~120kg、メスが40~70kgほど。

食料の状況で大人でも小型の個体も居ますし、食料の事情が良ければ大きくなることもあります。

 

 

熊が食べているもの

 

北海道土産の木彫りの熊を見ると魚をくわえている姿がモチーフになっていますが、魚が食べられる環境に全ての熊が住んでいるわけではありません。

最近になって人里に姿を見せるようになった熊ですが、野生の熊が食べているものを挙げてみます。

【熊が食べているもの】

 

<山菜>

タケノコやシドケなど、人も食べることが多い季節の山菜を食べます。

山に入った人が熊に襲われる事件はタケノコの時期に起きています。

 

<ドングリ>

童謡でもおなじみ、私達にとって身近な木の実ですね。

大きな生き物の熊ですが、リスと同じようにドングリをよく食べて過ごしています。

 

<カワムシ>

釣りの餌にも使われる、川原の石の裏にくっついている小型の虫です。

 

<ハチミツ>

プーさんの好物ですが、普通の熊も大好きな食料です。

自然に作られた山の中のハチの巣が壊されているときなど、熊が近くに居る証拠ですから用心するに限ります。

 

<アリの巣>

ハチミツだけでなく、お腹の足しにならなそうなアリを食べていることもあります。

人がアリの巣をわざわざ壊すことは少ないので山で見かけた時には注意しましょう。

 

<魚>

身近なところに川があり、魚が泳いでいれば大小を問わず捕らえて食べます。

 

<シカ>

時にはシカなどの大型の動物を獲って食べる場合もあります。

他に、桜の木の実や、野生のイチゴなど、体に対して小さな食べ物を口にしている様子が見られます。

雑食性で何でも食べますので、その場にある食べられるものを食料にしています。

 

 

畑や牧場を荒らす熊

 

夏場の作物には、

 

  • スイカ
  • メロン
  • トマト
  • トウモロコシ
  • かぼちゃ

 

などがあります。

牧場では牛や馬が柵に囲われていて逃げ場がありませんので格好の獲物になり得ます。

夏場の山は緑で豊かに見えますが木の実が少なくなるために、熊の食料は不足します。

甘くて美味しい野菜は地面に生えていますし、まとまった量を栽培します。

 

ほそぼそとした食事をしていることが多い野生の熊ですが、熊も安定して食料を手に入れることが出来るのであればそれに越したことはありません。

特に見張りの人も居らず、攻撃されることも無いとあれば楽に食料を確保できるので一度味を占めると何度もやってくるようになります。

 

やむを得ない対策

 

動画の内容は、ヒグマに関するものですがツキノワグマにも共通しています。

熊を避けるには食料になるものを身近に置かないのも大事ですが、農家や酪農で食料を作るのは避けられません。

人が襲われることもそうですが、この動画のような事態も避けるべきですよね。

 

夏場は野菜の収穫が多く、秋になると、リンゴや桃、ぶどうの収穫期に入りますので農作物を常に食べられていると農家にとっては死活問題です。

市場に出すための野菜や果物が減ると消費者にとっても、値段が高くなってしまったり、品物が手に入らなくなったり困ることになりますよね。

牛を捕らえて食べる程の熊になると必然的に体のサイズも大きく、力も強い個体です。

牛がやられると一生懸命に世話をしてきた時間と手間も全て台無しになりますし、商品が無くなります。

収入も減ってしまう、と良いことは全くありません。

何よりも、この牛よりも小さい上に力も弱い人間も熊から見れば更に手頃な肉の塊になり得ます。

人が襲われた場合、更に食べられてしまった形跡がある場合は人は避けるべき存在ではなく「食料になる存在」と熊は認識します。

親子連れの熊の場合は、母親から子供が教えられますから更に危険が増す一方です。

 

更にこうした熊は、熊よけの鈴を頼りに逆に人に近寄ってきます。

熊によって死者が出た地域の場合は普段の熊よけは役に立たない場合も出て来ます。

大事な作物を守るためというだけでなく、肉の味を覚えた熊が現れた場合は人間にとっての捕食者を遠ざけるためにも最終的に射殺という対策を取らざるをえないことも出て来ます。

 

 

冬眠しない熊について

 

熊は、冬になると巣穴を掘って冬眠するというのが一般的に知られています。

しかし、状況次第で「冬眠したくても冬眠できない」ことがあります。

それは、食料が足りないことが第一です。

冬場になって山が雪に覆われてしまうと、それまで食べていた食料が手に入らなくなるので、秋のうちにたくさん食べてエネルギーを蓄え、冬眠でエネルギーを節約することで春までの時間をしのぎます。

 

しかし、秋に食料が確保できずに空腹のままだと冬眠に入ることが出来ず、雪が降ってからでも食料を求めて歩き回る姿が目撃されることがあります。

冬眠しない熊が居るということは、山に熊の食料が乏しい状態といえます。

私達人間もお腹が空いていたらよく眠ることなんか出来ませんよね。

 

 

どうして人里に熊が出て来るようになったのか

 

数年前に大量のドングリが実って、一気に熊の数が増えましたが、その反動か翌年にドングリが極端に実らなかったために、増えた熊の数に反して食料は全く行き渡らなくなり、飢えのために人里に出てくるようになってしまいました。

畑に作物が実っていても、人を警戒して出てこないほうが多かった熊も食料のために人里に出てくることが増え、山菜が生えている季節には食料をめぐる競争相手となる山に入った人間を襲うという流れになっています。

何よりも人が攻撃や何の対策もしないということを覚えると、楽に食料を手に入れるために姿を見せることになります。

 

多くの事情が重なって人里に出てくるようになった熊も、目撃された様子は多くが人が食糧にするものではなくアリの巣や、桜の実を探して食べているところが見られ、最初から畑の作物を狙うことは少ないです。

何より、冬眠の前に一番食料になるドングリを付ける、ナラやブナの木が最近はめっきり数を減らしました。

山林は杉の木ばかりが植林されています。

人間だと杉の花粉のせいで第一に花粉症が増えて、鼻炎に苦しむ人も増えています。

私もアレルギーに悩む一人なのですが、山を見ても家の近くを見ても、更に山に行っても杉林なのでウンザリすることも多いです。

 

何よりも鬱蒼としていて薄暗く、見晴らしも悪いので何が居ても気が付かないだろうと思う場所もあります。

熊の出現と人が襲われる事件が起きてからは毎年出かけていた山にも行っていないのですが、明るい森を作るのに欠かせない落葉樹が少な過ぎるということを感じますね。

植物が実を付ける量は人間には予想出来なくても、せめてもう少しドングリを付ける木があったら今のように熊が人里に出てくる状況も少しはマシになるのではないかと思います。

 

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最後に

 

熊が普段食料にしているものと、冬眠しない理由、そして最近騒がれている熊が人里に出てくるようになった理由について書いてきました。

熊に対する対応については様々な意見があると思いますが、人も人の生活は守らないとなりませんし、最悪の事態を避ける手段はやむを得ないのだと思います。

山を開いて住んでいるのは人間ですし、熊が自然のものを壊して生活しているわけではありません。

大きな身体なのに、多くの場合が小さなものを食料にしていることが多い実態を知ると、人の領分と野生動物の領分は、整備などで深く入り込んでいる人間が引かなければいけない部分かなと思います。

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