リュックの背負い方を変えるだけ!疲れない奇跡のコツとは?
2017/09/25
こんにちは。元自衛官で山歩きの達人ケロスケです♪
僕は歩くのが好きで、長期休暇が取れる時はリュックに荷物を詰め込んで、いろんな場所へ出掛けます。
もしかしてあなたも、ご家族で山や海、屋外へ行楽に出掛けることが多いのではないでしょうか?
家族で出掛けるハイキングは楽しいモノですが、問題はリュックなどの重い荷物ですよね。
行きはギューギューに荷物が詰め込んであり、重くて閉口することがあります。
帰りは、食べモノや飲みモノが空になるので行きよりも軽くなっているハズなのですが、行きとは逆に、疲労が溜まってくるため重く感じます。
リュックにつめた荷物は、行きも帰りも重く感じてしまいますよね。
実はこれ、リュックの重さというよりも背負い方が悪くて疲れることが多いのです。
チョット歩いただけでもヘトヘトに疲れるときのリュックの背負い方は、リュックの上部が背中から離れ、後の方へ突き出る形になっているはずです。
これだと、体に無理な姿勢を強いることになり、肩や腰が常に緊張状態にあるため、よけいに疲れてしまうのです。
そこで今回は、リュックの背負い方を変えるだけで疲れないコツ!ということで
- 背負い方のコツ
- 荷物のつめ方を工夫する
- 背負う時の注意点
などをお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.リュックで疲れないコツは詰め方にあった!
たとえば、ここに2つのリュックがあることをイメージしてみて下さい。
”同じ荷物” を ”同じ量” だけ ”同じリュック” に詰め込んだとします。
2つのリュックの体への負担は一緒でしょうか?
このときぱっと思いつく正解は、もちろん ”一緒” となるハズ。
ですが、残念ながら違うのです。
その理由を以下の図解を用いて紐解いていきましょう!
解説
図をご覧ください。
リュックを背負うとき、その重心が最もかかるポイントは、赤丸で囲んだ ”肩から背中の上部” です。
重いモノを上のスペース(A)に入れた場合と、下のスペース(B)に入れた場合の矢印の長さに注目してください。
(A)に比べて(B)の矢印の方が長いことに気がつきます。
この長さが長くなれば長くなるほど、より重さを感じ負担が増します。
この図で見ると矢印の距離が(A)よりも長い(B)の方が、負担が大きいのです。
逆に言えば、
- 重い荷物を(A)のスペース
- 軽い荷物は(B)のスペース
に入れることで、重さを感じづらく負担を軽減することが出来ます。
こういった理由から、リュックに詰める荷物の位置を工夫することによって負担が驚くほど違ってくることがわかりましたね。
筋トレも兼ねて山に登るという男性ならともかく、小さなお子さん連れのママさんには特にオススメの方法です。
2. やわらかい詰め物をしよう!
重いモノを上に入れたほうが楽にリュックを背負えることが分かりました。
ここで、もう一つリュックを楽に背負うコツをお教えします。
それは、背中にあたる部分には固いものを入れないということです。
これは、なんとなくイメージが湧くのではないでしょうか?
背中にあたる部分に固いものを入れてしまうと、ゴワゴワして痛いです。
痛いだけでも嫌ですが、背中に固いものが当たることによって血行を悪くし、それが原因で筋肉のコリや頭痛、疲労を誘発する原因にもなりかねません。
実際、僕もリュックの背負い方が悪かったときは、すぐに肩がコリ、頭痛がして、すぐにヘバッてしまっていました。
最近のリュックは背中にあたる部分には負担がかからないよう工夫されクッション性の良いものもありますが、クッション性があまりよくないモノを使っている場合には、
背中には固いものが当たらないようにする
まずは、このことを守ってみて下さい。
これだけでも、そうとう負担が軽減されますよ。
こちらの動画がリュックにモノをつめるときのコツになります。解説文とあわせてご覧ください!。
いかがでしたでしょうか?
大切なことなので、繰り返しますと、
- 重いモノをリュックの上部につめる
- 背中・底の部分にはやわらかいモノを入れ背中とリュックを密着させる
こうすることで、体が無理な姿勢にならず疲れにくくなります。
ではこのあとさらに、リュックを背負う時の注意点について見ておきましょう!
3.さらにリュックを背負うときの注意点!
また、リュックの背負い方がまずいと疲労だけではなく、肩や背中に荷物がこすれてその部分が痛くなることがあります。
その場合は以下の2点に注意してみて下さい。
1.ショルダーベルトが緩すぎずキツすぎないか?
ショルダーベルトがゆるすぎると、歩くたびにリュックの中の荷物が揺れて、肩にこすれが生じます。
また、きつ過ぎても肩を圧迫し血流が滞るので良くありません。
短いコースや荷物が軽い場合などは、あまり気にすることもありませんが、長いコースを歩くときや、重い荷物を背負っていく場合などには注意が必要です。
程よいショルダーベルトの締め方ですが、リュックを背負った状態で、ショルダーベルトと肩との間に軽く指が入る程度に調整しましょう。
2.ウエストベルトが緩すぎずキツすぎないか?
これも上のショルダーベルトと同様に、ゆるすぎてもきつすぎてもいけません。
ウエストベルトが無いタイプのリュックもありますが、ウエストベルトがある場合、ウエストベルトを腰骨に合わせて締めます。
締める際もウエストとベルトの間に軽く指が入る程度に調整しましょう。
リュックの背負い方の動画は、こちらがイメージしやすいと感じました!解説とあわせてご覧ください!
まとめ
それでは、最後に疲れないリュックの背負い方のコツをおさらいしましょう。
- 重い荷物は肩から近い位置(図Aの位置)につめる
- リュックと背中が触れ合う部分には柔らかい詰め物をする
- ショルダー・ウェストなどのベルト部分は緩すぎずキツすぎないぐらいに締める
リュックへの正しいリュックの背負い方をすれば疲れも軽減でき、それによって怪我や事故も回避できるかもしれません。
さらに、小さな子どもを持つママさんは、遠足やピクニックなどのイベントでは人目にも配慮しなければなりません。
疲れ知らずのリュックの背負い方をマスターして、かっこよく華麗にイベントをこなしたいところです。
この記事での背負い方を参考にしていただき、快適でケガのない楽しい旅を迎えられることを切に願います。
子どもとの遠足をかっこよく颯爽(さっそう)とこなすなら。