マタニティ挙式をしたい!懐妊中の新婦が式で気を付ける4つのこと
結婚とともに新しい命を授かりおめでたいことが重なる「マタニティ婚」。
「授かり婚」とも呼ばれるようになり、現在はお腹に赤ちゃんがいるときに
結婚式を挙げる新婦さんもとても多くなりました。
同時に、たくさんの式場で「マタニティ婚プラン」も見られるようになりましたね。
それだけマタニティ婚はブライダル業界で定番になってきました。
私も入籍は先に済ませたものの、結婚式は実は「マタニティ婚」。
「妊娠した状態で結婚式ができるのか?」
「どんなことに気をつければいいの?」
と疑問がいっぱいでしたが、お腹の赤ちゃんとともに無事に一緒に結婚式を挙げることができました。
マタニティ婚を考えているカップルに、マタニティ婚で気を付けることを私の体験談からお話しします!
式場・病院に早めに報告を!
病院で診てもらい妊娠がきちんと判明すれば、必ず式場に妊娠した旨を伝えましょう。
可能であれば、妊娠5ヵ月から7ヶ月の比較的体調が安定している時期に挙式日を変更してくれる場合もあります。
また、病院にも結婚式があることをきちんと報告します。
私は予定していた挙式日は、妊娠5ヵ月の終わりでした。
病院で先生に結婚式のことを話すと、「何があるかはわからないけれど、体調が落ち着いていれば大丈夫」と言っていただきました。
それだけでもずいぶん気持ちが楽になりました。
結婚式担当のプランナーさんにもすぐに報告。
「式当日の介添えには出産経験のあるスタッフをつけるので安心してください」と頼もしいお言葉が。
また、体調が急変しどうしても式が挙げられそうにないなら、さらに1年後に式の予約を取り直してくれることも申し出てくれたのです。
マタニティ婚プランもある式場だったので、妊婦の扱いにも慣れているスタッフの方が多く、非常に安心しました。
妊娠初期は特に何があるかわからないため、しばらく式場に報告はしない…という新婦も意外と多いですが、余裕を持った報告の方が式場も何かあったときの対処を考えやすいです。
とにかく、式場・病院には早めにきちんと報告をしましょう。
なによりも体調を第一に!
症状はさまざまですが、妊娠が確定し式の打ち合わせが始まるときにはつわりも始まる新婦さんが多いです。
このつわりの症状も本当にさまざま。
「打ち合わせに行かなければ!」
「式の準備を進めなければ!」
と、がんばってしまうことはおすすめしません。
私も打ち合わせ時はつわり真っ最中!
私の場合はお腹が空いてくると気持ちが悪くなってしまう食べづわりだったので、ちょこちょこ食べられるクラッカーを式場に持参して打ち合わせに臨みました。
どうしても打ち合わせに行けないときは、電話やメールでこまめに式場のスタッフの方と連絡をとりました。
また、新郎ひとりでも大丈夫な打ち合わせなうようなら、思い切って主人ひとりに任せてしまいました。
一人で抱え込まず、式場のスタッフの方や新郎に思い切って頼ることも必要です。
特に式場スタッフは結婚式のプロなので、電話やメールでもうまく打ち合わせを進めてくれました。
体調を第一に考えて無理は控えましょう!
衣裳室での注意点は?
結婚式と言えばやっぱり一番気になるのは衣裳!
私も妊娠がわかったときにはすでに衣裳は全て決定していたので、「お腹が出てくると自分の好きな衣裳を着られないのでは…」と不安な日々を過ごしました。
妊娠するとお腹の出方はかなりの個人差があります。
安定期に入るとすぐにお腹が膨らみ始める人・妊娠後期に入る頃に急激に大きくなる人などなど様々。
ですので、衣裳は結婚式の直前にお腹の膨らみの様子を見てサイズを決めるしかないのです。
私は少し大きめの衣裳を選んでいたので、ウェディングドレス・カラードレスともに式の前日にサイズをもう一度見てもらいお直しをしてもらいました。
妊娠すれば、お腹やバストの張りはかなりの個人差があるので予め大きめの衣裳を選んでおくと安心ですね。
また、マーメイドラインなどの身体のラインがわかるデザインのドレスより、
プリンセスラインやAラインなどお腹周りがふわっとしているドレスだとお腹も圧迫されず楽でお腹も膨らみも目立ちにくいです。
レンタルドレスの場合、ドレスの丈は新婦の身長に合わせてヒールのある靴で調整することがほとんど。
妊娠中に高いヒールを履くことはとても怖いものです。
私もはじめは15cmのヒールの靴を推奨されましたが、怖かったので12cmのヒールに変更。
衣裳室で歩くことができるかをしっかり確認しました。
式当日は介添えの方や新郎が近くにいてくれるので転倒は防げますが、決めたヒールの高さで歩けるかを衣裳室で事前に確認しておくことがポイントです。
式当日も無理は禁物!
結婚式当日は誰でも緊張してしまうもの…。
それによって、体調が大きく変わることもあります。
式当日も無理は厳禁です!
私の式での介添えさんは、出産経験があるためかなり気持ちを理解してくれていましたが、それでも
「お腹がすくと気持ち悪くなるかも」
「お手洗いがかなり近い」
と、式が始まる前に不安を伝えていました。
すると、披露宴中もタイミングを見計らって
「今はお料理を食べて大丈夫ですよ」
「この〇分後にはお手洗いに行くタイミングがありますよ」
と声掛けをしてくれました。
自分の不安を伝えているだけで、気持ちがかなり楽になりました。
私は披露宴に少しでも何か口にできたのでつわりは防げましたが、「披露宴中は全く何も食べられなかった」という話もよく聞きます。
そんな方は、お色直しの中座中に食べられるよう小さなパンやお菓子を持っていくと安心ですね。
まとめ
私が結婚式場で働いていたころもよく妊娠された新婦さんがいらっしゃいました。
妊娠された新婦さんに対しての接客マニュアルや、体調が悪くなったときにどうすればいいかなどの研修もあったのですが、やはり自分か経験しなければ本当のことはわかりません。
私が今回身をもってマタニティ婚を行い、「気を付けたい」と思ったことは
- 式場や病院にはすぐに報告すること
- 式の打ち合わせは体調と相談すること
- 大きめサイズのドレスを選び、ヒールで歩けるか確認すること
- 式当日も、体調とよく向き合うこと
特に妊娠すれば、数時間ごとに体調が変わってしまうこともよくあります。
「当日に席を外すとゲストに失礼ではないか」
「式自体ををキャンセルしないといけないのか」
「ドレスが入らなくなるのはないか」
と妊娠して初めて、いろいろな不安がふつふつと…。
しかし式場スタッフの方に話していたお陰で、当日は手厚いサポートをしていただけました。
「妊娠しているけれど、結婚式はどうしよう…」と考えている方も、絶対に無理はしない!
周りのサポートにしっかり頼る!
このことをきちんと忘れなければ、安心して結婚式を挙げることもできるのです。
お腹の赤ちゃんも一緒に、素敵な晴れの日になりますように…。