カモミールは親子で使える優しいハーブ!母の薬草と呼ばれる効能とは?
2017/11/16
駆け出しメンタルハーバリストとして、日々ハーブと格闘しているライターのembellirです。
カモミールは、ハーブの中でも有名で人気が高いですよね。
ハーブティーやアロマオイルなど使用方法もたくさんあります。
私もハーブを勉強し始めてすぐに習ったのがこのカモミールなので、思い入れの多いハーブの1つなんです。
基本的にハーブの使用は12歳以下のお子様は控えて頂く事が多いのですが、このカモミールは違うんです。
お子様でも安心して、でもしっかりと効いてくれるカモミールの効能を紹介します。
目次
1. カモミールの効能
カモミールと聞いて思い浮かべるのは、リラックス効果ですよね。
でも、子供に使える優しいハーブ!だと、ほかにはあまり効能が期待出来ないんじゃないかと思われてしまいます。
しかし、そんなことはありません。
カモミールは「母の薬草」と呼ばれヨーロッパでは家庭の常備薬にされていたほど様々な症状に効果があります。
その効果について詳しく説明していきますね。
1. リラックス効果
カモミールティーは、甘いリンゴのような香りが特徴です。
この香りに鎮静効果があり、「イライラ」や「疲労」を鎮める働きがあります。
また、ストレスが解消される事により安眠効果も期待出来ます。
赤ちゃんが癇癪(かんしゃく)を起こした時など、お母さんがカモミールティーを飲むと母乳を通して赤ちゃんに届き、泣き止んでくれるでしょう。
育児に悩んでいるお母さん、カモミールティーで赤ちゃんと一緒にリラックスして下さい。
2. 発汗効果
身体を温め発汗するので、風邪の初期症状を緩和してくれます。
カモミールはミルクとの相性が良いので、お子様が「風邪かな?」と思った時にはたっぷりのミルクと蜂蜜入りのカモミールミルクティーを飲ませてあげて下さい。
私の息子もカモミールミルクティーが大好きで、ちょっと咳が出ると自分から「咳が出たからミルクティー作って」と言ってきます。
また、安眠効果が穏やかに働くので、寝る1~2時間前に飲むとぐっすり眠れるでしょう。
健康志向のお母さんなら、カモミール豆乳ティーがお勧めです。
私は蜂蜜は入れないのですが、体が芯から温まりゆっくり眠る事が出来ます。
3. 消炎・殺菌・抗アレルギー効果
ティーをマウスウォッシュとして使用すると、口内炎・歯肉炎に効果的です。
また、アトピー、気管支炎、花粉症などアレルギーの症状も緩和してくれます。
カモミールティーの湯気を鼻から吸い込むと鼻づまりなどの症状も改善されます。
4. 健胃効果
胃の粘膜を修復し消化機能を正常に整えてくれるので、ストレス性の胃炎や胃潰瘍も改善してくれます。
また、食べ過ぎた時や食欲がない時にも役立ってくれます。
その他
- 婦人科系疾患(生理痛の薬として使用されているなど、婦人病の治療にも効果があります)
- 生理痛
- PMS(月経前症候群)
- 冷え性
などの改善にも期待出来ます。
私も、昔から薬を服用しないと何も出来ないほど生理痛がひどかったのですが、最近では薬を飲まなくても過ごせるようになって来ました。
更年期障害の症状も緩和出来るので、これからも薬に頼る事無く過ごしていきたいです。
2. カモミールの基礎知識
カモミールはキク科の1年草で原産地はエジプト、利用部分は花になります。
和名はカミツレで、美肌効果も高く化粧品やシャンプー等にも利用されています。
いくつか品種がある中で使われているのが
- ジャーマンカモミール(主にティーに使用)
- ローマンカモミール(主に製油に使用)
の2種類です。
また「植物のお医者さん」と呼ばれ、カモミールを植えると周りの花を元気にしてくれるなど育てやすいハーブの1つです。
ティーとして飲むだけでなく、アズレンと呼ばれる抗炎症作用の働きにより、ティーを染み込ませた布で拭くと傷や湿疹の回復、赤ちゃんのおむつかぶれにも効果があります。
私の息子は小さいころ皮膚が弱く、おむつかぶれや湿疹など良く出来ていました。
病院に行くとお薬を頂くのですが、子供に薬を使う事に少し抵抗があり悩んだ事があります。
ハーブはお薬ではなく安心して使えるので、お薬に抵抗があるお母さんにもお勧めです。
カモミールを使用する際の注意点
キク科の植物にアレルギーのある方は使用を注意して下さい。
また、子宮収縮作用があるので妊娠中の方は使用を避けて下さい。
まとめ
カモミールティーの効能についてご紹介しました。
- リラックス
- 発汗
- 消炎・殺菌・抗アレルギー
- 健胃
- 婦人科系疾患
子供に使えるハーブなのに、こんなにも色々な効能があるんです。
ちょっと気分が落ち込んだり、お薬を使うほどではない症状の時はカモミールを使ってみて下さい。
じんわり、穏やかに効いてくれますよ。