左手で塗る事でうつを改善?大人の塗り絵を20日間試してみませんか?
2017/11/16
こんにちは元転勤族の佐々木です 。現在は二人の子供も大きくなり今となっては遠い昔の様な出来事ですが、初めての子育てを知らない土地でほぼワンオペ(一人でやる)のは物凄く大変でした。
当時は気づいていなかったけど、うつの様な状態になるまで頑張ってしまい旦那を慌てさせた事も有りました。
子供が主体のお付き合いは何かと疲れるものですよね?行動範囲は限られてしまうこの時期のストレス解消は家で出来て、なおかつ子供と楽しめる物がいいのかも知れませんね。
そこでお勧めなのは塗り絵です!
私の娘が高校受験の時に気分転換用に買って欲しいと言われたので買ってあげたのですが、受験が終わるとやらなくなった塗り絵を勿体ない精神で(笑)
私も試しにやってみた所、まぁ楽しかったのですよ!
塗り絵にはストレス解消やうつの改善など様々な効果が有ることは広く知られていますが、続けるとなると持続する工夫がいりますよね?
私の場合さらに利き手以外(書くのは右なので)つまり左手で塗り絵をする事で楽しく続けることが出来ています。
利き手以外を使う事の効果については様々な説がありますが、最近読んだ本の内容がこの説を理解する上で物凄く納得出来、しかも読みやすく解りやすく面白かったので、この記事の中でも簡単に説明させて頂いています。
塗り絵がこんなに進化していて、そして沢山の人が楽しんでいた事も子供がいなければ(買ってあげなければ)知らなかったと思います。
古くて新しい塗り絵の効果について、皆さんも改めて体験してみませんか?
塗り絵はいつから注目され始めたのか?
そもそも大人の塗り絵が流行ったのは今から10年以前で今は第三期ぐらいのブームだそうです。
第二期のブームの時にはお年寄りの認知症にも効果があることが解り、年を重ねるごとに様々な年代の人が塗り絵を楽しんでいるようです。
塗り絵ブームも三期に入り、今は割と若い人向けのお洒落なイラストの物が沢山出ていてSNSなどで自分の作品を発表したり、コンテストなども開催されているようです。
どんな人が買っているのか?
昔は塗り絵と言えば子供のするもののイメージがありましたが、現在は認知予防として老人ホームなどでも活用されたりしていますし、ストレスや鬱の改善の手段として塗り絵をしている人もいます。
でも本屋さんで売られているのはお値段が1000円代とちょっと高めな物が多いので、実際に買うとなるとちょっと勇気がいるのも事実ですが、ネットなどでも塗り絵の無料ダウンロードが出来たり、ダイソーやセリアなどの100円ショップで安価な値段で大人の塗り絵として様々な種類の物が売られています。
ちなみにお値段は100円から300円台の物があり、どんなのが向いているかは用途によって変わってくると思いますが、ご自分に合った物を探してみて下さい。
何故左手(利き手以外)を使うといいのか?
塗り絵の効果が解った所で次は何故左手で塗るといいのかについて説明していきます。
2008年に発売されたイラストレータでありエッセイストの上大岡トメさんが、脳研究者であり東京大学の教授でもある池谷さんに、やる気の出し方について質問形式でイラストと共に解りやすく解説した「のうだま」って本をご存じですか?
ちなみに続編も出ています。
発売当時も話題になった本ですが、今改めて読むと脳の仕組みを理解してやる気を出す方法と、左手を使う事で鬱を改善する考え方に共通点がある事に気づきました。
簡単に説明すると脳の部位、淡蒼球(たんそうきゅう)=やる気が出てる時に動く、ただ自力で動かせないのでその他の4つの脳の部位を刺激する事で、淡蒼球を動かす事になりやる気がでると考えられています。
例えて言うなら、電気を付けるためにはスイッチを入れないと付きません(電気=淡蒼球でスイッチは4つの脳の部位と考えてみる)。
電球自体が(自力で)勝手に明るくするのではなく、スイッチを入れる事で電気は付くのです。
- 体を動かす事で入る、スイッチ 運動野(うんどうや)
- いつもと違うことをすると入るスイッチ 海馬(かいば)
- ご褒美によって入るスイッチ テグメンタ
- なりきる事によって入るスイッチ前頭葉(ぜんとうよう)
これを塗り絵をする事に当てはめて考えてみると、
- 塗り絵を買いに行く=運動野のスイッチが入る
- 塗り絵を左手で行う=海馬のスイッチが入る
- 仕上げたら自分にご褒美=テグメンタのスイッチが入る
- イラストレータになりきって塗ってみる。=前頭葉のスイッチが入る
つまり、左手で塗り絵をする事でやる気が生まれる=鬱の状態から抜けるきっかけになるのではないかと考えます。
継続して続ける事で鬱の状態も改善するのとしたら、続けていきたいですよね?この本にはやる気を継続する方法についても触れられています。
塗り絵を続ける為に必要な事や物について
ただひたすらに塗り絵をするのもそれはそれでストレスが溜まりそうだし、出来る時間に例えば洗濯機を回している間とか、15分から30分以内の短い時間で出来るなら同じ時間に行う様にすると、習慣になりやすく続けやすいと考えます。本ではとりあえず20回やってみる事を奨めています。
あと塗り絵でどれぐらいストレスが軽減しているのか数値の上でも知りたい場合は、ストレスを測る事の出来るアプリがあります。
実際どんな時にストレスを感じているのかを測定する事が出来るのでお勧めです。
詳しくはこちら▷▷ストレススキャン
他にもアプリはありますが、通信状況が悪く測定出来ませんでした。
ただ測定時にアンケート画面が出てくるのがちょっと微妙ですがあくまでも任意なので、別にアンケートに答えなくても測定の方は行えますし、時間にして2分ほどなのでそんなに苦にはならないです。
これも好みと通信環境等あると思いますので、あくまでも参考程度になさって下さい。
まとめ
塗り絵が鬱に対して効果が有ると解っていても、続ける事が出来なければ意味がありません。
続ける為にプラスアルファーで左手を使う事で、やる気を継続し塗り絵を習慣化する事で鬱が改善の方向に向かえば、子育てを辛く感じる事は少なくなり余裕も生まれ他の事にも取り組むゆとりが生まれるのではないかと考えます。
塗り絵自体お子さんと一緒に気軽に取り組む事が出来て、自分のペースで長く続ける事も出来、さらには将来の認知症の予防にもつながります。又、親御さんにさりげなく奨めてみるのもいいかも知れませんね。
最後までお読みいただき有難うございました!