結婚式の残念な演出…ゲストにがっかりされる恐れのある演出は?
人生の晴れの日である結婚式は、基本的におめでたいイベントで笑顔があふれる日になります。
しかし、舞い上がってしまいいわゆる「ウェディングハイ」になってしまう新郎新婦やゲストも実はたくさん!
新郎新婦のために喜んでもらおうと用意した余興が空回ってしまった…。
SNSで情報収集したおしゃれな演出を、受け入れてもらえなかった…。
など、招かれている他のゲストの年代によっては場がしらけてしまい、ちょっと残念な雰囲気になってしまうことも実は多いのです…。
今考えている演出や余興、結婚式の場にふさわしいものでしょうか?
幅広い年代の方に受け入れてもらえる演出でしょうか?
今回は、私が実際に見た結婚式でのちょっと残念な演出・余興のお話です。
お色直しのドレスにゲストががっかり…
「新婦はどんな色のドレスでお色直しするのだろう?」と楽しみにしているゲストがたくさん!
しかしSNSで、挙式時のウェディングドレスからデザインの違うウェディングドレスにお色直しするという記事が流行り、トレンドに敏感な新婦はこぞってこの演出をしたい!と話していました。
もちろん、まったく違うラインのウェディングドレスに着替えること。
ウェディングドレスは結婚式でしか着ることができないから。
ゲストの意表をつくサプライズを狙いたいから。
と納得の理由もチラホラ…。
しかし挙式でウェディングドレスを着用し、披露宴でカラードレス・色打掛に着替えることは「あなたの色に染まります」という新婦から新郎へのメッセージでもあるのです。
それでもこだわりの強い新婦はウェディングドレス→ウェディングドレスのお色直しで入場。
SNSに詳しい女性たちからは歓声が上がっていましたが、男性ゲスト・年配のゲストはちょっとポカーン…。
「なんでまた白のドレスなの?」「お色直ししていないの?」という疑問の声も…。
男性は特にドレスのデザインのみ変わっても気が付くことができません!
さまざまなゲストがいる披露宴では、注意したい演出ですね。
新郎新婦へのサプライズ余興で…
「主役のふたりをお祝いしたい!」「サプライズでびっくりさせたい!」という気持ちはとてもうれしいもの。
意外と多いのが、新郎新婦に内緒で余興をしたいという友人ゲストからの申し出です。
もちろん多くのサプライズ余興はとてもハートフルな演出になります。
学生時代にバンドを組んでいた新郎の友人も、サプライズ余興を提案されました。
当日も余興の場所をきちんと確認したのですが、当日はお酒が入り、思った以上に友人ゲストが盛り上がり…。
披露宴会場内を走り回ってしまったのです。
もちろん会場内は食事中のため、スタッフが料理を配膳しています。
そのスタッフにぶつかり、他のゲストに料理がかかってしまいました…。
せっかくの素敵なサプライズ演出も、他のゲストに迷惑をかけては、新郎新婦の顔に泥を塗ってしまうことになりますね。
余興をするゲストが気を付けることはもちろん、新郎新婦もお酒が入ると心配な友人がいれば
事前に式場に連絡をしたり、友人と話しておくことがおすすめです。
その妊娠報告、大丈夫?
マタニティ婚を挙げるカップルのなかには、「まだゲストに妊娠したことを伝えていない」というカップルも意外と多いです。
何があるかわからないので、妊娠してすぐはなるべく周りには報告しにくいもの。
しかし、結婚式で妊娠も同時にゲストに報告したいというカップルもとても多いのです。
確かに、結婚式で妊娠を報告すれば、おめでたいことが重なるうえに、ゲストがz全員同時に報告を受けることになるので平等ですよね。
その妊娠報告、本当に大丈夫でしょうか?
あるカップルは、演出の一環としてふたりの紹介ムービーを作成。
その最後にエコー写真を取り入れ、妊娠の報告をしました。
一見会場は盛り上がり、さらにお祝いの雰囲気が高まりましたが…。
なかには暗い顔をしているゲストもチラホラ…。
アラサーに入ると、妊娠・出産に敏感に女性も多いです。
なかなか授かれなくて悩んでいる方もいらっしゃるのです。
「エコー写真を見るだけで辛い」「授かれなくて悩んでいることを新婦は知っているのに」と、ちょっとがっかりな雰囲気になってしまいました。
結婚式の演出は、サプライズがいいものと思い込んでいるカップルが多いです。
しかし、ゲストはいろいろな方がいらっしゃいます。
もちろん皆さんお祝いの雰囲気を壊そうとは思っていませんが、ゲストの立場などを考慮し、
冷静な報告をするなど、ゲスト目線に立てるともっと素敵な演出になりますね。
まとめ
一生に一度の結婚式だからこそ、こだわった演出をしたいと思うもの。
SNSなどでおしゃれな演出を検索することもいいですが、その演出は本当に喜ばれるのかを、冷静に考えてみることも大事です。
- 一風変わったお色直しの演出でも、受け入れてくれる顔ぶれのゲストか
- サプライズで考えている余興、新郎新婦に恥をかかせないものか
- ウェディングハイ、マタニティハイになっていないか
を、主役であるカップルもしっかり見つめ直したいですね。
一生に一度のことなので自分たちの好きなことをしたい!と考えることももちろん大事です。
しかし、ゲストがいてくれるからこそ結婚式が成り立つものということを忘れないようにしたいですね。