本当に大丈夫?披露宴のサプライズ演出でゲストが注意すべきこととは
新郎新婦からゲストや家族へのサプライズも多いですが、意外と多いのは「サプライズで演出をしたいのですが…」というゲストからのお問合せ。
「ふたりの一生の晴れの日を祝いたい!」というゲストからの申し出は、とてもうれしいものですよね。
基本的にゲストとは電話やメールでのやりとりの他に、式場に来ていただいてスタッフと演出について入念に打ち合わせをします。
しかし、
「あれ?聞いていないぞ…」
「これは打ち合わせになかったぞ…」
というチョット心配なサプライズ演出もチラホラ…。
せっかくのサプライズも、新郎新婦を困らせてしまうようなら全く意味がなくなってしまいます。
今回は、新郎新婦にサプライズ演出を考えているゲストへ向けて、サプライズ演出の成功の秘訣をお話しします!
必ず式場に連絡して!
一番大切なことなので声を大にして言います!
新郎新婦にサプライズで演出を考えているゲストは、必ず事前に式場には連絡してください!
と、言うのは、披露宴は分刻みでタイムスケジュールが組まれています。
「13:15 ケーキカット…料理4品目配膳」
「13:25 新婦お色直し退場」
というように、料理のタイミングと合わせて、かなり細かくスケジューリングされているのです。
そのため、余興をどのタイミングで組み込むかということも、式場と一緒に考えなければいけません。
特に新郎新婦にサプライズの場合、新郎新婦も別で余興のことを考えている場合もあるので、そこでも調整しなければいけませんね。
式場に連絡しなければ、せっかく考えてもらった余興もできないということももちろんあります。
式場にはサプライズにせず、必ず「新郎新婦にはサプライズで余興をしたいのですが…」と連絡をいれてくださいね。
そのサプライズ、本当に大丈夫?~新郎の友人編~
新郎の学生時代の友人がサプライズで余興をしたとき、ちょっと心配なことが起こりました。
式場とは「歌を1曲みんなで歌う」ということで、衣裳や曲・歌う場所をゲストと打ち合わせ。
しかし当日はかなりお酒を入れてしまったため、服を脱いで会場内を走り回ってしまったのです。
その新郎の披露宴には、新郎と新婦の会社の社長や上司・親族の方など、かなり幅広い立場・年代の方々が出席されていました。
ゲストはもちろん、主役の新郎新婦も苦笑い…。
担当のプランナーも「打ち合わせした内容と違う…」と当日はガックリ…。
おめでたい日にはついつい飲みすぎて騒いでしまいますが、サプライズ余興の場合は特に冷静に!
どういった立場の方が披露宴に出席されるかを、あらかじめ新郎新婦にさりげなく聞き、失礼のない余興内容になるよう気を配りたいですね。
当然、スタッフも打ち合わせで披露宴の規模や新郎新婦が使用する曲、そして「下品な演出・暴れる演出はNG」とゲストに伝えますが、どうかお酒を飲んでも忘れないようにしていただきたいです。
そのサプライズ、本当に大丈夫?~新婦の友人編~
新婦側のゲストがサプライズで余興をする場合、新婦の友人たちからのメッセージや過去の写真を集めてビデオレターを作成する場合が多いです。
作成してもらったムービーは、事前に式場に持ってきてもらい、式場の機械でもきちんと再生できるかを確認します。
気を付けていただきたいのはムービーの内容!
「学生のころは太っていたので、そのときの写真を流してほしくなかった」
「元彼からのメッセージに、新郎と気まずい雰囲気になってしまった」
という声が実は意外と多いもの。
サプライズ余興の連絡を受けると、プランナーはそれとなく新郎新婦に打ち合わせで探りを入れます。
「生い立ちムービーなどで、ゲストに見せたくないなという写真はありますか?」というように、本当に「さりげなく」しか聞くことはできません。
ましてや、新郎新婦共通して、過去の恋愛の話などは結婚式では絶対にご法度!
新婦の深いプライバシーは、やはりスタッフよりも友人がよく知っているもの。
新婦が気にしていること、過去の恋愛のことは余興には持ち込まないようにしましょう!
まとめ
「アットホーム婚」が話題になり、ゲストと触れ合う時間を取れるようにと、あえて友人に余興はお願いしないという考えの新郎新婦も増えています。
そのため、以前よりもゲストがサプライズでの余興の時間も確保しやすくなりましたが、やはり「どんな雰囲気の結婚式にしたいか」を一番考えているのは新郎新婦です。
新郎新婦に理想の結婚式・披露宴の雰囲気について、きちんと確認しましたか?
もちろん、式場のスタッフも打ち合わせで新郎新婦と披露宴内容について話しています。
新郎新婦に聞きにくければ、「こんなサプライズ余興を考えているけれど、大丈夫か?」とスタッフに気軽に相談してください。
忙しい中サプライズで余興を考えてくれているなんて、新郎新婦からするととっても嬉しいもの。
新郎新婦にとって素敵な思い出になってもらえるよう、式場スタッフと協力してサプライズ余興を成功させましょう!