ネトルは血液の見張り番!ハーブの効能でアレルギーと貧血を予防!
「毎年春先になると花粉症で鼻がぐずぐずに、お薬も飲むんだけどそれ以外に何か予防できるものは無いのかしら」
「女性には鉄分が必要! って事は解っているんだけど、食事で摂るのは難しいのよね。ネトルは鉄分豊富って聞いたけれど、詳しいことが知りたいわ」
今、国民病とも言われる花粉症ですが、発症してしまうと外に出るのも嫌になります。
眠くなるなど副作用もあるので、あまりお薬を服用もしたくありませんよね。
また、私もそうですが、女性に不足しがちな鉄分を食事で摂るのはなかなか大変です。
そんな2つの症状を一度に解決できるハーブティー「ネトル」はいかがでしょう?
古くからアレルギーの治療に使われ「血液の見張り番」と言われる鉄分豊富なネトルについてご紹介します。
ネトルの効能はアレルギー対策
ネトルには、アレルギーを引き起こす成分であるヒスタミンの分泌を抑制してくれる「ケルセチン」が含まれています。
それにより、
- 花粉症
- アレルギー性鼻炎
- ぜんそく
- じんましん
などに効果があります。
また、ネトルは少量ですがヒスタミンを含んでいます。
「アレルギーを抑えるはずなのに、引き起こす成分が含まれているっておかしいんじゃない?」
と思いますよね。
でも、少量ずつ口にして慣らしてゆくことで、食物アレルギーの治療と同じように、アレルギー反応を起こしにくい体質になっていくと言う効果があるのです。
また、抗炎症作用もあり、予防だけでなく発症してしまってからの症状の緩和にも期待できます。
他にも効能はありますか?
ネトルの成分で貧血予防も
ネトルには、血液の中にあるヘモグロビンと構造が似ている「クロロフィル」を大量に含んでいます。
そのため、浄血や造血に優れており「血液の見張り番」と呼ばれる程、血液を増やし血液の汚れをきれいにする効果があります。
鉄分が豊富で貧血の予防にも効果的です。
「クロロフィル」も血液の合成を促進してくれる働きがあるので、貧血の改善にも効果が期待できます。
しかし、鉄分はそれだけでは吸収しにくく、ビタミンCと一緒に取ることで効率よく吸収することが出来ます。
ネトルにはビタミンCも豊富に含まれているため、鉄分をしっかり吸収することができるのです。
私も高校生のころから軽度ですが貧血だったので「鉄分の多い食品を食べなさい」と言われていました。
でも、
- レバー
- ホウレンソウ
- 小松菜
・・・鉄分の多い食品ってそんなに食べたい!って思えるものじゃないんですよね。
妊娠、出産前後が特にひどくて、めまいや立ち眩(くら)みの頻度が多くなり子供を抱いているので本当に不安を覚えました。
そんな時ハーブと出会いネトルを飲むようになって徐々に頻度が減り、今ではほとんど気にならない程度まで改善することができたので皆さんも一度お試しください。
こんなに凄い効能を持つネトルですが、そもそもどんなハーブなのですか?
ネトルの基礎知識、和名は「イラクサ」
ネトルはイラクサ科の多年草で原産地はアジア・ヨーロッパ、利用部分は主に葉です。
茎や葉に有毒のヒスタミンを含むとげがありますので、生で食べるのは控えて下さい。
緑茶に似て、草の味と香りなのでとても飲みやすいハーブティーです。
ファイトケミカル(植物の中にある天然の化合物)である
- アセチルコリン
- ヒスタミン
- セロトニン
- クロロフィル
- ルチン
などを豊富に含み、また、
- β-カロチン
- ビタミンC
- 鉄分
- カリウム
- 葉酸
などの栄養素も豊富なため「天然のマルチサプリ」とも呼ばれており、野菜不足の方にもお勧めのハーブです。
こんなにたくさんの良い効能を持つネトルですが、逆に副作用などの心配はないのでしょうか?
ネトルの副作用は?
基本的に副作用はありません。
しかし、妊娠中や乳幼児のご使用は控えて下さい。
また、降圧剤や利尿剤を服用しておられる方は、医師に確認の上ご使用ください。
最後にコレまでの内容の振り返りと、まとめをお願いします。
まとめ
ネトルについてご紹介しました。
- アレルギー対策
- 貧血改善できる成分
- 基礎知識
ネトルは、栄養素が豊富なので抽出成分がサプリメントとしても人気があります。
ハーブティーで飲まれる時に、「少し飲みにくいな」と思われる方は、緑茶とブレンドしてみて下さい。
どちらの味も香りも邪魔することなく、飲みやすくなると思います。
毎日の暮らしに少しのハーブを取り入れて、心も身体も健やかにお過ごしください。