副業を始める前に知っておくべき事前準備・ノウハウをご紹介!!
2018/02/08
「副業を始めてみたいと思っています。まず、何から始めるのが良いでしょうか?」
「副業を始める際に注意すべき点やあらかじめ知っておくべき事はあるのでしょうか?」
派遣社員としての仕事だけでなく、副業も行っています。
具体的には、このライターもそうですし、IT系の仕事になりますが、ホームページの作成やExcelのマクロ機能を使って作ったり、家庭用ネットワークやパソコンのセッティングをしたりしています。
もちろん副業はIT系以外にも色々あります。
そんな副業を行うにあたって、事前に知っておくべき事、準備しておくべき事がまずあります。
もし、その準備やノウハウを知らずに副業を進めて行くと…順調に進み、軌道に乗って来た頃に予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
その時のダメージは大きく、下手をしたら本業にすら影響を与えかねません。
そんなトラブルに見舞われない為に、まず知っておくべき事を以下にご紹介したいと思います。
目次
副業と本業のバランス
今更かもしれませんが、副業ですから、それ以前に「本業」があるのは当然のことかと思います。
そして、やはり「本業」がメインであり、副業があくまで「サブ」になります。
つまり「本業」に影響が及ぶような事(例:睡眠時間を削る、本業中に副業をする、副業の事を考えて本業中に仕事をする 等)は、極力避けなければなりません。
「いや、そんなの当たり前でしょ…」
と思うかもしれませんが、どうしても副業の事が頭の片隅に残って離れず、「ちょっとだけなら…」と思って、ついついやってしまうのが人情です。
そして「ちょっとだけ」が拡大して行き、最後は本業の職場で副業の事がバレて、取り返しのつかない事にもなりかねません。本当に注意が必要です。
そして、こちらの方が重要かもしれません。本業で「副業禁止」と就業規則に記載されている会社に勤めている人は、当然ながら副業を行うと罰則が待っています。
ところで、どういった経緯で副業が知られてしまうことが多いのでしょうか?
副業が本業にバレるケース
「でも、バレなければ別に問題ないでしょ…」と思うかもしれませんが、意外な所からバレる事があります。
ここでは3つの事例を挙げてみます。
(1)住民税からバレる
多くの会社員の方は給与から発生する「所得税」を会社が代行して支払手続きをしてもらっているかと思います。
そして「年末調整」で少し戻ってきたりしますよね(逆に更に多く支払っている人は高額納税者ですね…)。
それはともかく、更に我々が支払っている税金に「住民税」があります。これは各自の所得に比例して税額が決まります。
そして、住民税の支払いも通常は本業の会社が代行して支払っています。
この時、副業で稼いだ分が住民税で上乗せされていて、他の社員より一人だけ住民税が多い…となると、確実に副業が疑われます。
そして本業で副業禁止だった場合、最悪の結果を招いてしまいます。
(2)ネット利用でバレる
本業でパソコンを利用して仕事をしている人も多いかと思います。
そして、ついついインターネットで調べ物や電子メールのやりとりなどをする際に「ついでに」副業に関するネット利用をしてしまう事もあるかもしれません。
そんなネット利用を監視している会社も多くあります。
「自分の会社は大丈夫」と思っていたら、抜き打ち調査などもあり得ます。
油断は禁物です(実際、私自身、いつもよりネットアクセス量が多いと上司から指摘されて、肝を冷やした経験があります…)。
いや、やはり本業中に副業に係る行為はご法度ですね、
(3)流言、口コミ、噂話からバレる
- 休憩時やお酒の席などで自分で会社の同僚に何気なく副業の話をしてしまった…
- 会社でちょっと不審な行動(例:頻繁に携帯電話ばかりしている、離席が多い 等)が見受けられる…
- 急に羽振りが良くなった、服装や持ち物がブランド品になっていった…
など、意外と周囲の人は見ていたりします。
- 後ろめたい事
- いかがわしい
- 怪しい
と思われる事が無いように、万全の準備を経て副業が出来るように心掛けましょう。
あと、副業と一口に言っても様々なモノがあると思いますが、それぞれの特徴について教えてください。
副業の分類
次にどんな副業があるか、分類して取り上げてみたいと思います。
(1)転売、販売
- ネットオークション
- アフィリエイト
- せどり
- 輸入・輸出代行
(2)シェアビジネス
- 自宅の駐車場や自分の車の貸出
- 民泊
- レンタル業
(3)労働対価(内職・在宅ワーク)
- アンケート回答
- 記事ライティング
- スマホアプリ開発
- ホームページ製作
(4)労働対価(対外向け)
- 自動販売機設置場所探し
- 代理出席
- 代理行列
- ポスティング
(5)投資系
- 株式投資
- FX
- マンション投資
- 電子マネー投資
大きく分けて、
- ネットを利用する
- 場所や物を利用する
- 時間を活用する
- 投資する
に分かれるかと思います。
もちろん、上記以外にも色々あります。
自分で新たなビジネスモデルを構築するのもアリだと思います。
- ネットが良いのか?
- 実際に身体を使うのが良いか?
- 今の自分で出来る事は何か?
など、色々な事を勘案して、自分に適した副業を選択しましょう。
実は僕も以前から株やマンションに興味を持っていて「いつか始めたい」と思っているのですが、利益が出た場合の確定申告などはどうすれば良いのでしょう?
確定申告について
あと、注意すべきは「確定申告」が必要になるという点です。
副業で年間に20万円以上の所得があった場合、その所得に対する所得税が発生し、確定申告が必要になります。
これは国の法律・決まりですから、黙っていて見つかったら、追徴税が発生したり、脱税容疑で罪に問われます。
「自分だけは大丈夫」とは思っていたら、痛い目をみます。真面目に正直に申告するのが自分のためにも将来のためにも大切です。
今後について
今ひとつ普及していない感もありますが「マイナンバー制度」は、今後、税務処理で使われる事が見込まれています。
よって「マイナンバー」を取得していない人は、まず「マイナンバー」を取得する事をお薦めします。
そして、マイナンバーが普及すれば、便利さも味わえますが、申告漏れなどもバレやすくなります。
最後に、コレまでの内容の振り返りと、まとめをお願いします。
最後にまとめ
では、最後に、「副業」を始める前に注意すべき点をまとめてみます。
- 本業に影響を及ぼさない。本業を疎かにしない
- 副業が禁止されていない事を確認する
- 副業を行って誰にも迷惑にならない事を確認しておく
- 自分に適する副業(時間、場所、ネット、体力、資金力など)をしっかり考えて探す
- 確定申告は行うものだと考えて準備や対応をしておく
- マイナンバーを取得していないなら、マイナンバーを取得しておく
こんな感じです。
副業は、立派な「事業主」「一国一城の主」として自分の責任で仕事をする事になります。
もちろん本業も責任は伴いますが、会社全体の責任になりますよね。一方、副業は自分がメインになりますから、全て自分の責任になります。
しっかりしないと、「いい加減な副業=いい加減な自分」となりますので、それは恥ずかしい事であり、場合によっては重い罪を背負う事もあります。
襟を正して「信頼できる事業主」となって副業を成功させて下さい。
私も多くの人に喜んでもらえる副業を続けて行きたいと思っています。一緒に頑張りましょう!