いんげんってこんなに種類が豊富で栄養価も高いんですね
2017/10/22
いんげんの種類えちゃいます栄養・効果の秘密。
中華料理などに使われることが多い、いんげんですが、どちらかと言うと料理における脇役のイメージがありますよね。
ところが、このいんげん!脇役にしておくには勿体ないくらい栄養価が高いのです。
また、種類も豊富で特徴により料理での使い分けもできます。
そんないんげんについて見ていきましょう!
目次
1. いんげんの種類
いんげんの主な種類について紹介していきます。
1. どじょういんげん
ケンタッキーワンダー、尺五寸ともよばれています。一般的な さやいんげん は、この種類を指します。
見た目がドジョウに似ていることから付けられた名前で、つるありの代表品種です。夏場にとくに多く出回り、柔らかく独特の風味があるのが特徴です。
2. サーベルいんげん
昭和50年代に導入された、ドジョウインゲンより色が濃く鮮やかでスジが少ない、ごく細い丸さやのいんげんです。
だいたい13~15センチぐらいまで成長したモノが出荷されます。
3. 平さやいんげん
さやが扁平で、すじが少ないのが特徴。さやの曲がりがほとんどないので調理しやすい いんげん です。
調理するときは斜めに細切りにしたり、縦に半分にするなど適度な大きさに切ります。サヤに沿って細切りにすることで、シャキシャキした食感が楽しめます。
2. いんげんの栄養と効果
それでは次に、いんげんにはどんな栄養や効果があるのか?を見ていきたいと思います。
いんげん には代表的な栄養価として【ビタミン】、【ミネラル】、【食物繊維】がしっかり含まれています。そのうちのビタミンでは、主にビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCが多く含まれており、次のような効果があります。
1. ビタミン
- ビタミンB1:疲労回復の効果
- ビタミンB2:動脈硬化や血栓などの予防効果
- ビタミンC:コラーゲン生成を助ける、免疫アップなど
2. ミネラル
次にミネラルですが、これには主に、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどが含まれています。
- カルシウム:骨を作るもとになり、精神を安定させる効果
- マグネシウム:たんぱく質の合成、エネルギー代謝、筋肉の収縮、血圧や体温の調整などに必要
- カリウム:高血圧予防やむくみを防止する効果
3. 食物繊維
最後に食物繊維ですが、これには以下のような効果が期待できます。
- 食物繊維:便秘の予防をはじめとする整腸効果だけではなく、血糖値上昇の抑制や、血液中のコレステロール濃度の低下にも効果があります。
3. いんげんとは?
ここまで、いんげんについての種類と栄養価についてご説明してきましたが、そもそもいんげんってどんな植物なのでしょうか?
調べてみましたので、こちらもあわせてご覧ください。
いんげんは漢字で【隠元】と書きます。マメ科インゲンマメ属に類する植物です。インゲンは南米が原産で、江戸時代に明の僧侶の【隠元禅師】が日本に持ち込んだところから いんげん と呼ばれたのが名前の由来とされています。
一説には隠元禅師が持ち込んだのは【藤豆】という品種と言われ、関西では藤豆のことを いんげん と呼んでいるそうです。
春~夏に向かって市場にでる いんげん は、福島県産のものが中心になります。また、秋~春までのいんげんは鹿児島産のものが中心になります。
いんげん は、収穫までの期間が短く、関西で【さんどまめ】と言うのは1年で3度も収穫できるところからついた名前です。
もともとは完熟した【いんげん豆】自体を食べていましたが、現代では主に【若取り】したモノをサヤごと食べるので【さやいんげん】といいます。
まとめ
いんげんは、栄養価が高く、料理では煮物、炒め物、サラダに重宝して体にも優しいヘルシー野菜でもあります。
最近では自宅のプランターで育てている方もちらほら、サヤのない種類の方が育てやすいみたいなので家でも今度育ててみようかなと思っています。